Salazar Slytherin

一言で言うなら冷酷非道

容姿

銀髪・緑眼、外見年齢25才。実年齢はゴドリックよりかな〜り年上。

真っ直ぐな地を這い蜷局を巻く程に長い銀髪を背の半ばで一つに括って、帯に挟んだりして長さを調節している。面倒なときはそのまま床に引きずっているのでゴドリックの悲鳴が上がることもしばしば。

その瞳は底の見えない湖沼の如き濃密な緑。

極めて女性的なのだが、見た者に凍傷を与えるような絶対零度の冷たさを持った氷刃の如き美貌。しかし滴る毒のように密やかな甘さと妖しい艶を放っているから始末に負えない。

むしろ拒絶するのではなく、疑似餌じみて獲物を招き寄せて一咬みして捕食するのを目的としている模様の艶麗さ。

鋭角的で線の細い体型の冷ややかな麗人。

 

地位・立場

魔法族名家第2位スリザリン本家の末弟。3男2女で順番的には4番目。

魔法力は血族随一。魔法族全体においても、(ゴドリックを覗いて)3指に入る強い能力の持ち主。

ただでさえ身内意識の強い家系であるうえ、スクイブが産まれ衰退の兆しが見え始めた魔法界でそんな力を持って生まれた為、一族中から敬意と愛情をふんだんに注がれて育つ。

家長は長兄だが、能力故に治外法権的な立場にある。

 

性格

懐は限りなく狭く浅い。気まぐれで気分屋。情薄く冷淡。

自我が強く高慢で基本姿勢他人を見下しているが、審美眼(彼にしてみればこれが一番正しい言い方かと)に叶った人物には例え魔法力が低くとも礼節を持って相対する。

高い美意識をもって常に己を高めることに粉骨砕身している熱心な知識と力の探求者にして研究者。何事に置いても、始点・経過・成果全てを大事にしている。

己を磨かず怠惰に過ごす輩が大嫌い。

例え愛している相手だろうと、気に障ったり己の障害になりうると判断したら躊躇なく即排除の方向。どころか、己の価値観に反する愚劣・無様・醜悪な真似をしようものなら地獄の苦しみを与えて生かさず殺さずを徹底して実践するであろう御方。むしろそんな輩を愛していたという過去を抹消するためにありとあらゆる手段を講じる事は請け合い。(目的のためなら世界も滅ぼすよ!この人は!)

まさしく歌にある通り狡猾俊敏、目的の為には手段も選ばない。

ちなみに時と場所も選ばない傍迷惑な御人。彼の実験や試験で出る被害は甚大。その種類も多岐に渡り枚挙に暇がない。

気は短いが長くもあるので、耐えるときは耐える。研究や実験に関しての忍耐力には定評あり(晩成型の生徒などににもじっくりと応対できる)。ただし普段の生活に置いてはあまり発揮されない。

マグルと混血も大嫌い。見てると虫唾が走る。個々人の資質以前に、種族的な特徴である貪欲さと攻撃性、目先の欲望のみで生きる醜悪さが甚だ我慢できないらしい。

 

在住地はグリフィンドール一族の城。

ホグワーツ建設中に加え、開校してからもちょくちょく帰って2・3日戻ってこなかったりもする。

世界を自分のために回そうという御人

 

 

 

 

 

Godric Gryffindor

冷酷非道に対してこちらは極悪外道が代名詞。

(非道と外道の違いはなんとなくニュアンスで察してください)

容姿

赤髪・金眼、外見年齢27才。実年齢はサラザールよりも大分年下。

緩やかに渦を巻く目の覚めるような真赤の髪を背の半ばまで伸ばし、毛先辺りで一つに緩く結んで肩から胸に垂らしている。

蓬髪と言うわけではないのに獅子の鬣のように感じられるのは、巻毛とボリュームの所為。

彼の金虹彩は金属ではなく生物的な躍動感ある、活発に燃えさかる炎の光輝や、獰猛な肉食獣の爛々と光る黄金の眼。甘く魅惑的な金ではなく、寧ろ畏怖を催させる金色。

男性的で、柔らかに甘い端整な造形をしている。ぱっと見は落ち着いた物腰の美青年。が、浮かべる感情や笑みによってがらりと雰囲気が変質しまったく違う顔に見える。

攻撃性を孕んで笑った時などまさしく獅子が咆哮をあげているが如き。

 

地位・立場

魔法族名家第1位グリフィンドール本家の嗣子。一人っ子。

向かう所敵無しの傲岸不遜な希代の最強魔法使い。

他者と比較するのもばからしい。というか、お話にならないので比較対象から常に外される、魔法界においても規格外の魔法力をもっている異端児。

もしも障害があるならば蹴倒して破壊して押し通る。彼がちょこっと攻撃魔法を使ったら、草の根一本残らずぺんぺん草も生えない。

ロウェナ曰くクレーター生産機。

 

性格

素だと一人称は「俺」で態度は不貞不貞しく憎たらしい。

さらに傲慢で横柄な言動なのだが、甘く柔らかく何処までも蠱惑的。おまけに良いお育ちなので、あくまでも品がある。でも口悪し。

子供っぽく「待て」の出来ない性格。忍耐力はほぼゼロ。過程よりも結果を一足飛びに求める。

熟考型ではなく直感型。取り敢えずやってみればなんとなる。

頭を働かせてもこの上なく有能なのだが、もっぱらサラザール関連にしか稼働させない。

ほかは気分で。

 

懐は限りなく浅く広く、局所的に底なしに深い。好悪を持っても表面一辺倒で執着は皆無。

サラザール以外には極めて淡泊。ぶっちゃければサラザールと自分以外がどうなろうと知ったこっちゃない。他人は大根南瓜を通り越して石ころ。

ただ興味を持ったり面白そうだとちょっと気を惹かれた事柄に関しては積極的に関わっていく。

出来ないことがないってくらい強大な魔力をもった優れた魔法使いなので、暇してるんです。

というか、彼的にはサラザールとイチャついていられれば、それだけで満足。しかし、だらけていると直ぐさま軽蔑され見捨てられるので、何かすることはないかと世相に積極的に目を向けている。

世間様で英雄視されているのはその結果というだけで、正義感だとか義侠心だとかそういった美談的なモノは何処をどう探してさらっても存在しません。

あの家系とあの家系の不和を解決したとか、議会で革新的な政策をとって魔法界の経済を飛躍させたとか貢献したとか、竜退治等の武勇伝、英雄譚も全て発端はサラザールに捨てられたくないからです。地位と名誉獲得(努力はかってくれ!といった具合ですね)も全てはサラザールの気を惹きたいからにすぎない。

一般的に物凄く大変で勇気のいる行いをしているので勇猛果敢と唄われるが、彼的には蚊を叩きつぶす程度の心持ちと労力。

剣を使ってたのは完全なハンデ。魔法使うと一撃で済んでしまう。(素早しこっかたりしてイラと来ると、抑えが効かず魔法を使ってしまう)

 

過去、サラザールに認められようと積極的に立場を得て確立しようとしていた時は、公式の場や初めて赴く場所では大人しく「私」といって如才なく振る舞っていた。

ので、見ず知らずの他人や、顔見知りは好青年としか捉えていない。

それなりに付き合いがある相手は「この人って大分薄情?」とちょい疑問もつ。

敵対者や獲物と定められたりした相手からは「傲慢な獅子(けだもの)が!」とか蛇蝎の如く忌み嫌われている。

 

世界は自分(とサラザール)のために

回っているという御人